冬の沖縄でホエールウォッチング!絶対におすすめしたい3つのワケ 2017.11.12 ホエールウォッチング 沖縄県
知っています?冬の沖縄では、クジラが見られるんですよ!
冬の澄み渡った青い海と、そこから飛び出してくるクジラの迫力はやはり水族館などでは味わえませんよね。沖縄の美ら海水族館でも、イルカと同じくらいの大きさのハナゴンドウは見られますが、大型のクジラは見られません。
今回は、そんな冬の沖縄でのホエールウォッチングの魅力をばっちりご紹介します。
冬の沖縄でホエールウォッチングをおすすめするワケ
なぜ冬の沖縄でホエールウォッチングなの?
その疑問にお答えすべく、その魅力を3つお伝えします。
1.沖縄はクジラが見られる国内でも数少ないスポット
多くの人にとってクジラと言えば、小さな頃からテレビや本などでもよく目にしている身近な存在だと思います。でも実際にクジラを見たことがある人は、どれだけいるのでしょうか?
実は国内でクジラが見られる場所は少なく、主に太平洋側の限られた地域のみ。ザトウクジラは繁殖のため温暖な海を求めて、北の海から沖縄や小笠原諸島近海に移動してきます。
2.クジラの遭遇率はなんと100%近く!
ホエールウォッチングで気になるのが、本当にクジラに会えるの?というところですよね。せっかくツアー料金を払ったのに、クジラが見られなかった…というのは避けたいところ。
でも心配することはありません!沖縄のホエールウォッチングでのクジラ遭遇率は、なんと98%!かなりの高確率でクジラと出会えます。
万が一クジラに遭遇できなければツアー代金を全額返金!というツアー会社もあるほどです。
3.ベストシーズンは12月から4月
ザトウクジラは春になると餌が豊富な北の海へと戻っていくので、沖縄でのホエールウォッチングのベストシーズンは12月から4月頃となります。
この時期は出産や子育ても行われるので、上の画像のような可愛いクジラの親子を見るチャンスもあります!
ザトウクジラのここがすごい!
続いては、実際ザトウクジラってどんな感じ?どこがすごいの?という疑問にお答えします。
1.とにかく大きい!
大人のザトウクジラになると、体長12~16メートル、体重30トンにもなります。「ビル4階分の長さと、普通乗用車30台分の重さがある巨体が泳いでいる」…なんて考えると、凄まじいものがありますよね。
2.総距離約9000km!長旅の末に沖縄まで来ている!
きたの海から沖縄までの移動距離は、なんと約9,000km!他にも、1頭のメスを求めて争っている様子なども見ることができます。
沖縄で楽しめるホエールウォッチングツアー3選!
ではここからは、沖縄で楽しめる冬の期間限定のホエールウォッチングツアーを3つご紹介します!
ホエールウォッチングだけでなく、マリンアクティビティも一緒に体験できるツアーもありますよ!
1.0歳から参加OK!沖縄本島発の半日ツアー
マリンハウスシーサーのホエールウォッチングツアーは、観光でも人気の慶良間(けらま)諸島周辺まで行ける大型クルーザーで行います。1名から参加でき、最大40名まで乗船できるのでもちろん団体もOKです。また0歳から参加できるので、「赤ん坊がいるから…」と躊躇する必要もありません。
ツアーでは、まず乗船したらライフジャケットを着用します。ガイドによるクジラの行動や生態についての説明を受けたら、いよいよ出発!チービシ諸島付近のポイントまで、約30分のクルージングです。船内では、水やさんぴん茶の無料サービスも楽しめ、波しぶき対策のレインコートの無料レンタルもありますよ。
ポイントに到着したら、ザトウクジラの息継ぎ(ブロー)を目印にクジラを探しましょう!クジラが見つかったらゆっくり船を寄せてくれるので、間近でパフォーマンスを観察できます。
深く潜るときに尾びれをまっすぐ上げる「フルークアップ」や、上体の3分の1ほどを水面に突き出し、体を海面に叩きつける「ヘッドスラップ」などのパフォーマンスは、どれも迫力満点!美しい慶良間の海を豪快に泳ぐクジラの姿は感動ものです。
- 沖縄県那覇市港町2-3-13 マリンハウスシーサー那覇店
・サービス名:那覇ホエールウォッチング
・コース名:【那覇発】0歳からOK!高速・大型のクルーザーで慶良間まで行く!★ホエールウォッチング
・開催期間:12月23日~4月9日
・料金:4,200円~
2.クジラの声も聴ける!座間味島でシーカヤックも満喫できる
本島からフェリーか高速船の便を利用して行ける座間味島集合で行われるネイチャーランドカヤックスのツアーは、ホエールウォッチングの他、シュノーケリングやSUPを一緒に楽しめるセットプランが用意されています。
ツアーの舞台となる座間味島は、慶良間諸島に属しています。冬になるとザトウクジラやマッコウクジラが集まる、人気のホエールウォッチングスポットです。
港で座間味村ホエールウォッチング協会の共通レクチャーを受け、島の展望台からクジラ出現の連絡が入ると、いよいよ船で出港です!船酔いしやすい方は、ぜひ酔い止めの薬をご用意ください。クジラのもとに到着したら、島のホエールウォッチングのルールにのっとりクジラに近づいていきます。
島のガイドたちは、クジラの尾びれで個体を識別しています。さらに毎年帰ってくるクジラには名前を付け、その成長を見守っているんです。ぜひ名前やエピソードを聞いてみてください!また、水中マイクを使ってクジラの声を聴くこともできますよ。
クジラをたっぷり観察したら、港へ戻り、各自昼食をとって午後はシーカヤック!ガイドハウスで着替えを済ませ、車でビーチへ移動します。
ビーチでレクチャーを受けたら、無人島を目指し出発です。輝度が高く美しい座間味ブルーの海の上を、シーカヤックでのんびり楽しむクルージングは極上のひととき。座間味の魅力を思い切り堪能しましょう!
- 沖縄県島尻郡座間味村字座間味426番地 ネイチャーランドカヤックス ガイドハウス
・サービス名:座間味島ホエールウォッチングツアー
・コース名:【座間味の魅力を満喫しよう!】ホエール+シーカヤック ◆写真つき!
・開催期間:1月~3月頃
・料金:10,800円~
3.広々ボートで快適!パラセーリングで爽快体験!
シーワールドの冬季限定ホエールウォッチングツアーは、広々としたカタマランボート(双胴船)を使用します。船内では水やさんぴん茶、飴玉の無料サービス、レインコートの無料レンタルもあり。移動中はガイドからクジラの解説や豆知識が聞けますよ。
ポイントに到着したら、早速ホエールウォッチング開始!クジラのパフォーマンスや、運が良ければ至近距離でクジラを見られることも。クジラとの時間を楽しみましょう。
ホエールウォッチングの次は、港で船を乗り換えてパラセーリングへ!
パラセーリングとは、凧と同じような原理で、船でパラシュートを引っ張り空を飛ぶアクティビティです。沖縄の美しい海を空から眺めるのは、実に爽快。5分から10分ほどでフライト地点に到着、準備ができたら後方デッキより飛び立ちます。
徐々に高さを増し、最高到達高度の50mに到達!体で風を感じながら見る大パノラマの絶景に、大興奮間違いなしです!フライトを満喫したら、徐々に高度を下げて、再び船の上に降ります。4歳から参加できるのも魅力ですね。
- 沖縄県本部町字崎本部5232 本部港桟橋
・サービス名:本部(伊江島・瀬底エリア)ホエールウォッチング
・コース名:【北部・本部発★4歳からご参加OK!】ホエールウォッチング+美ら海パラセーリング ◆写真付!
・開催期間:1月~3月
・料金:10,800円~
ザトウクジラの魅せるパフォーマンスに注目!
ザトウクジラは感情表現のために、様々なパフォーマンスをします。そのどれも迫力が満点。ホエールウォッチング最大の魅力はここにあると言っても過言ではないでしょう。
そんなパフォーマンスの中で、代表的なものをご紹介します!
1.ブロー
いわゆる、潮吹きのことです。長くなると40分以上もの間潜水しているザトウクジラは、息継ぎのためにこのブローを行います。海水が高く噴出される様はやはり迫力があります。
2.テールスラップ
尾ヒレで海面を叩きつけるパフォーマンスです。自分の居場所を他のクジラに教えたり、威嚇するときなどに使います。叩きつける際に上がる水しぶきから、その力強さが伺えますね。
3.ブリーチ
何と言ってもホエールウォッチングで一番の見ものは、このブリーチです。海面から勢いよく飛び出したクジラが、背中かお腹から勢いよくダイブするパフォーマンスです。
なぜザトウクジラがブリーチを行うのかは、明確には分かっていないのですが、寄生虫を落とすため、求愛行動、他のクジラへの威嚇のためといった説があります。
まとめ
いかがでしたか?
そもそも日本では、野生のクジラを間近で見られるのはとてもレアな体験です。ぜひ冬の沖縄に訪れる際には、ホエールウォッチングへの参加を検討してみてくださいね!
アウトドアレジャー専門予約サイト「そとあそび」では、ホエールウォッチングのに加えて、沖縄で楽しめる様々なアクティビティを紹介しています。ぜひ利用してみてくださいね!
(編集部注*2016年2月29日に公開された記事を再編集したものです。)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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