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ロッククライミングを始めよう【道具編】 2016.06.21 ロッククライミング
photo byそとあそび
最近都内でも急増中のボルダリングジム。低い壁を自分の身体だけでよじ登っていくスリルと達成感はたまりません。そんなボルダラーが次に挑戦するロッククライミング。
そこでロッククライミングの気になる道具を調べてみました。ぜひ参考にしてくださいね。
ロッククライミングの基礎知識
photo by PIXTA
ボルダリングはシューズとチョークがあれば始められますが、屋内で物足りなくなってきたらぜひチャレンジしてほしいのがロッククライミング。
ボルダリングとの大きな違いは、屋外でロープを使って挑むところ。リードクライミングとトップロープクライミングという二種類の方法があり、ビレイヤーという確保者が先に支点を確保し、クライマー(登る人)があとに続いて登ります。
リードクライミングは、まずビレイヤーが壁にボルトとカラビナという器具をかけ、そこにロープを通しておきます。クライマーはそのロープを手繰りながら登ります。ビレイヤーはクライマーの進度に合わせて、カラビナの位置を変え、一緒に上へ進んでいきます。
ロープをかけながら進むのは、かなり難易度の高い作業。ビレイヤーには必ず、経験を積んだクライマーを選びましょう。ロープクライミングがあるジムでは、ビレイ検定なども行っているようです。ビレイヤ―としてデビューする場合は利用してみてくださいね。
むっちゃ嬉しい♪
ビレイ検定、合格したぁぁぁぁぁぁぁ!
3回やったけどwww
P&N pic.twitter.com/pHVGKHQcxN— 壁登る系サブカル女子=今北 (@sakichan6170) October 4, 2014
一方、初心者からも参加できるロッククライミングツアーなどで採用されるのがトップロープクライミング。支点は到達点に置かれ、ビレイヤーはロープのたるみをとりながらクライマーを補助します。
かけてあるロープを進むだけなので、ビレイヤーがロープをかけながら進むリードクライミングよりも、よりクライマーの安全を確保することができます。
【クライミング】ツアー二日目、今日はグレード辛めの長屋坂の岩場でクライミングする。天気もなんとか持ちこたえて、今日は数登ってツアーを楽しむ。 pic.twitter.com/58gLxSqEUs
— ゴッシー (@Soulful_Bigover) May 3, 2016
クライミングの道具とは?
トップロープクライミングで必要な道具は、シューズ、チョークバック、クライミング用ロープ、ハーネス、カラビナ。
リードクライミングで必要な道具は、上の5点にクイックドロー(ヌンチャク)、ATC(ビレイデバイス、ビレイグローブ(ビレイヤー)が加わります。
ここでは各道具の使用方法やおすすめ商品をご紹介。
ロープ&ロープバッグ
アルパイン用のダブルロープ購入。テンドン クライミングロープアンビション8.5mm×50m。なにしろスペック高くて安い。来週末の阿弥陀岳北陵でデビュー予定。 https://t.co/WtwbWEi08u pic.twitter.com/T78EImJdb4
— 薫 (@kaoruaa) March 9, 2016
クライミングに欠かせないロープ。お値段は少し上がりますが、耐久性、耐水性に優れているものを選びましょう。スポーツクライミングに向いているのはシングルロープ。登山やアルバインクライミングにおすすめなのはより太いダブルロープ。
ブランドはいくつかあり、べアール、マムート、エーデルワイスなどがメジャーです。最近人気なのが、チェコ生まれのテンドンロープ。丈夫で、なめらかで、軽い、コスパがいいと口コミ評価も高いんです。
一般的に外でのロッククライミングに使われるのは10〜15mmの太さで、50〜60メートルの長さのもの。
上級者向けのアルバイン用ダブルロープや、ジムなどの練習に最適な30〜40メートルの長さのものもありますよ。用途に応じて使い分けてくださいね。
外岩リードクライミング用にクイックドローとロープバッグを買っちゃった。。ついでにシューズもソリューションを新調。時間見つけて外岩登りに行きたいな。。 pic.twitter.com/n8nvB79h94
— 山葵/ササキアキラ (@wasabist) January 20, 2017
あと忘れがちなのが、ロープを入れるロープバッグ。ロープバックに特に決まりはなく、何に入れても問題はないですが、50〜60メートルもあるロープだと端を探すのも一苦労。
おすすめなのは、ロープの端をとめておけるタイプのシートがついたロープバッグ。ゼロポイントのロープバッグはショルダータイプなので、ザックがあっても持ち運びしやすいですよ。
カラビナ
https://www.instagram.com/p/BSavlfoFKmF/
よくバッグなどにつけて使うカラビナですが、クライミングには欠かせない縁の下の力持ち。2つのカラビナをつないだ「クイックドロー(通称:ヌンチャク)」はビレイヤー、クライマー、両方の安全を守るのにとても大事な役割を果たします。
使い方は一方のカラビナを壁に埋め込まれたボルトにひっかけ、片方に自分のロープをかけて使います。カラビナの開口部には3種類あり、まっすぐなストレートゲート、カーブしたベントゲート、ワイヤーになっているワイヤーゲートがあります。
ボルトに留めるのに向いているのがストレートゲート、ロープに留めるのに向いているのがベントゲート、ワイヤーで軽量化することで汎用性が出たワイヤーゲート。同じように見えるカラビナでも、組み合わせて使うことで、より快適で安全なクライミングができます。
https://www.instagram.com/p/YceCXWQSDI/
おすすめはストレードゲートとベントゲートのカラビナの組み合わせ。ボルトは金属なので、ストレートゲートのカラビナは押すだけで設置でき、簡単。
ベントゲートはカーブ部分にうまくロープが入ってくれるので、離脱して滑落する危険が比較的少なく済みます。
マムートやペツル、ブラックダイアモンド社などからはクイックドローとして売られているものもありますが、カラビナ単体で購入し、自分好みの組み合わせでクイックドローを作ることができます。スリング部分も長さが違うものがあるなど、数種類持っていると安心ですよ。
クイックドローのハンガー側にワイヤーゲートカラビナやキーロックゲート以外のカラビナを使用中の皆さん、ハンガーボルトとの相性にご注意ください。... http://t.co/1t59V4H6AC
— 日本フリークライミング協会 (@FreeclimbJp) May 29, 2015
使用方法を誤ってしまうと重大な事故につながります。必ず、事前の安全確認や、低いところで試すなどしましょう。
ハーネス
クライマーの安全を守るために必要不可欠なものがハーネス。危険を伴うようなアクティビティでは使うことが多い道具ですが、通常はレンタルが多いと思います。
調整機能のあるもの、通気性のあるものなど、いろいろ出ていますが、ペツルからはクライミングに特化したハーネスも出ています。ペツルのハーネスは足の部分が細めで色もかわいいので女性にもおすすめですよ。
足が太めのスポーツマン体系の男性には、マムートから出ているオフィール4スライドがおすすめ。マムート独自の2か所のバックルと、幅広いレッグループが快適なクライミングをサポートしてくれます。
自分で購入する場合の選び方としては、まず必ず試着できるお店で試すこと。太もものレッグループの閉まり具合や装着感は商品によってだいぶ違います。自分の体形に合ったものを選びましょう。
ATCビレイ補助器
ハーネスとATC買っちまったぁ(>_<)
苦手な高所や持久戦のロープクライミングも頑張って強くなります!! pic.twitter.com/f1Ddej4KbN— あや (@ayayayayah0721) May 8, 2015
リードクライミングで使用するのがATCといわれるロープ制動器具。ロープの繰り出しや巻き上げをスムーズに行うことができ、ロープを流すことなく不意の滑落を食い止めることができる安全器具でもあります。
他のツールほど種類はなく、ブラックダイアモンド社のATCはオールラウンドに使用でき人気があります。
また、ATCを使用する際に使うカラビナはロック付きのものにしましょう。ロック付きのカラビナにATCをかけ、それをハーネスのロープに接続して使います。使用方法を間違えると大参事なんてこともあります。必ず説明書をよく読んで、確認して使ってくださいね。
https://www.instagram.com/p/0DEw2NC2BR/
また、ビレイグローブもあると便利です。
ビレイグローブはロープの摩擦で手を擦切ったりするのを防いでくれる有用な道具です。丈夫な皮でできている一方、ストレッチ性にすぐれ、細かな動きにも対応できます。
同じくブラック&ダイアモンド社からでているトランジッションロックグローブは5サイズ展開しているので、自分にあったフィット感を選べるかも。こちらも必ず試着して選んでくださいね。
いかがでしたか?ロッククライミングに必要な道具、欲しくなってきましたか?最初はレンタルでいいと思いますが、ハマっていくとあれこれ欲しくなってきちゃうかも?
手始めにロッククライミングのツアーに参加しよう!
photo by そとあそび
道具を購入して実際に山へ行く前に、ロッククライミングツアーへ参加するのもおすすめ。経験を積んだガイドさんがビレイヤーを務めるので、安心してクライミングすることができます。
こちらは、約50mの高さがある滋賀県の獅子岩でロッククライミングを体験するツアーです。
仲良くなったら道具の相談にも乗ってくれるかもしれませんよ!?こちらもぜひご参考にしてくださいね。
■基本情報
・名称:ゼログラビティー 比良山系(獅子岩/大原)ロッククライミング
・集合場所:滋賀県高島市勝野1400 たかしまびれっじ7号館 ゼログラビティー滋賀事務所
・開催期間:通年開催(※7月下旬~8月末&積雪期は除く)
・対象年齢:小学1年生から
・料金:10,800円〜
レジャー・アクティビティの予約サイト「そとあそび」では、ロッククライミングをはじめ、様々な地域のアクティビティツアーをご紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね!
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