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カヌーやカヤックを楽しむのに資格や免許、届け出は必要? 2016.02.23 カヌー・カヤック
カヌーやカヤックに乗って海や河川、湖で楽しむに当たって、免許や資格などは必要なのでしょうか?
初心者が気になるカヌーの免許や資格、届け出に関して調べてみました。
カヌーに乗るのに免許は必要か
photo by そとあそび
カヌーやカヤックに乗って海や河川、湖に出るに当たって、資格や免許は必要ありません。
通称「ボート免許」と言われている「小型船舶免許」は、日本国内においてレジャーやスポーツなどでモーターボート、水上オートバイといったエンジン付の小型船を操縦するのに必要なもので、エンジンのない手漕ぎのカヌーやカヤックでは不要です。
年齢性別を問わず楽しめるカヌー・カヤックでは、基本的にどなたでも自由に水上に繰り出すことができます。
カヌーに関連する法律とは
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資格や免許が不要だからと言って、全くルールがない訳ではありません。
カヌーやカヤックに関連する法律には、「港則法」「船舶安全法」「海上衝突予防法」「海上交通安全法」などがあり、港内における船舶の安全と港内の整とんを目的に作られた「港則法」では、カヌー・カヤックは無動力の雑種船という区分になります。
「港則法」において、カヌーは港を移動するのに港長の許可は不要です。また、雑種船以外が従う国土交通省令が定める航路にも関係なく移動できますが、事故を防ぐために他の船を回避しなければなりません。
さらには、港内でカヌーを浮かべたままにしたり、係留させてはならないと定められています。
海や河川、湖でカヌーを使用するための届け出は?
photo by そとあそび
他にも、地方自治体によっては、河川の航行ルールなどを作成している場合もあります。これらの法律やルールに従うだけでなく、ケガや事故を防止するためにも、マナーの順守と責任のある行動が求められます。
届け出については、海や河川、自然湖などの公用地では不要で、原則として自由にカヌーを使用することができます。
ただし、周囲が私有地や占有地になっていることが多い自然湖では、所有者や管理者から使用許可を得なければならないケースがあります。ダム湖では、水質を汚染する可能性がある動力船は使用できず、カヌーやカヤックに乗るにも使用許可が必要となる場合もありますので、注意するようにしましょう。
カヌーインストラクターになるには?
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カヌーインストラクターになるには、日本カヌー連盟公認指導員という資格が必要となります。
日本カヌー連盟公認指導員とは、日本カヌー連盟(JCF)が日本セーフティカヌーイング協会(JRCA)に委託し、認定される公認資格のことであり、公認カヌースクールに所属し、指導することが可能となります。
段階は以下の3種類に分けられます。
シニア
運行規定が定める範囲における河川(流水)での指導資格、または、海洋ツーリングやパドルレスキューで再度艇に上がることができる状況下での指導資格。
ジュニア
パドリングやセルフレスキューといった基礎技術を対象とし、全般運行規程に定められた穏やかな河川や岸から原則200m以内の内水面(河川や湖沼)での指導資格。
トレーニー
16歳〜19歳のジュニア資格者。20歳になるとジュニア資格が与えられます。
■受験対象者
20歳以上(トレーニーの場合は16歳以上)で、AHAガイドライン2010準拠の救急救命を修了している方。カヌー事業を行う施設指導員や水辺の自然体験活動団体会員、平水面でカヌースクール事業を開業したい、もしくは、している方。
※シニア受験の場合は、上級救命講習修了が望ましい。
未経験者や初心者がカヌーを安全に楽しむには体験ツアーが最適!
photo by そとあそび
未経験者や初心者がカヌーを安全に楽しむには、JSCA公認インストラクターなどの資格を持ち、経験も多いスタッフからレクチャーを受けられるカヌースクールの体験ツアーが最適です。
自然の中で行うアウトドアスポーツは全て急な気象の変化などによって、危険が伴うこともあります。カヌースクールのルールやスタッフの言葉に従って、できるだけ安全に楽しみましょう。
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、全国各地のカヌースクールの初心者向け体験ツアーの情報を掲載しておりますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。
(編集部注*2015年10月18日に公開された記事を再編集したものです。)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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