トレッキングポールって必要なの?トレッキング初心者のための役割や使い方紹介 2015.06.03 トレッキング
シューズやザック、ウェアなど最低限のギアを揃えて何度かトレッキングに出かけてみると、すれ違う登山者の中でポールを使っている人に出会います。
トレッキング初心者の方は、「本当に役に立つの?」「かえってジャマなんじゃない?」とトレッキングポールの利用価値に疑問を持つ人も多いと思いますが、そんな疑問にお答えします!
トレッキングポールの役割
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人は通常二足歩行ですが、トレッキングポールを活用することによりトレッキングポールを持った手が前足として機能し、四足歩行で歩いているのと同じ効果が得られます。
つまり、体や荷物の重さを4支点で支えることができるのです!そのため、体のブレを防ぎ、足場の悪いガレ場や窪地に渡してある丸太などを歩く際にバランスをとりやすくなったり、長距離や重いザックを背負っての歩行時には疲れを軽減することができます。
トレッキングポールの使い方→調節
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まず、自分の基本となる長さを把握しましょう。
きおつけをした状態から肘を90度に曲げます。そのときの地面から腕までの長さが基本となるトレッキングポールの長さです。 登りでは基本よりも短めに、下りでは基本よりも長めにして使うとより効果的に使うことができます。
実際のトレッキングで使用する場合、自分の基本の調節位置を把握していないと長さの調節に時間がかかってしまうため、事前に自分の基本の長さを把握しておくことをおすすめします!
平地でのトレッキングポールの使い方
平地でトレッキングポールを突く位置は、踏み出した脚と反対に持っているポールを自分の肩のラインの延長上で自分の歩幅程度前です。
右足を出すと同時に左手のポールを突く、次に左脚を前に出すと同時に右手のポールを突くという具合に自分の歩幅と同じ感覚で左右交互に突いて、四足歩行をイメージしながら歩きましょう。
登りでのトレッキングポールの使い方
登りでは次に踏み出す歩幅よりも少し前に突き、先に踏み出した脚とポールに重心を移動させながら、後ろ脚を引き上げます。
下りでのトレッキングポールの使い方
下りではやや前方に突き、ポールでバランスをとって前足に重心を移しなが、後ろ脚を進めます。
大きな段差を降りるときは、自分の歩幅程度に前に突いて、ポールにやや身体を預けながらポールの横に脚を下ろします。
トレッキングポールの選び方ポイント
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1.素材
トレッキングポールは主にカーボン製とアルミ製のものがあり、カーボン製は軽く硬質は高いですが粘り強さがあまりないため少しの傷から一気に破損してしまう恐れがあります。
アルミ製はカーボンよりは重さはありますが、価格的にはカーボン製よりも安く靭性はカーボンよりは優れているため多少の曲げや傷から破損に至ることはあまりないようです。
2.グリップの形状
グリップの形状はI型とT型があり、I型は手のひら全体で握るためバランスをとりやすく推進力に優れています。
T型は少ない握力で握ることができ、持ち手の上部に負荷をかけやすいため、特に下りのときに身体を支えるのに適しています。
3.ジョイントの固定方法
トレッキングポールは使用しないときはコンパクトに収納できるように、あるいは、長さの調節のため大半のものが3段〜4段式でジョイント部分があります。
ジョイントの形式はネジ締め式、レバーロック式がありますがネジ締め式は自分の力で固定しなければならないため、締め方が甘いと使用中に縮んでしまう心配があります。レバーロック式はレバーが痛まない限り急に緩んでしまうようなことはあまりありません。
特に握力に自信のない女性にはレバーロック式がおすすめです。
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トレッキングポールは歩行を補助し、脚への負担を軽減してくれるとても有効なギアです。
ですが、あまり頼りすぎるとポールの破損を招き怪我の原因となってしまうので、自分のトレッキングスタイルに合ったものを選び、正しい使い方をきちんとマスターして自分の第二の脚として安全に使えるようにしましょう!
新しいアイテムを購入したら試してみたくなるのが人の性。トレッキングポールをゲットしたら、さっそくトレッキングに出かけて試してみましょう!
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