初心者が覚えておきたいボディボードの基本姿勢とテイクオフ(波の乗り方) 2015.09.11 サーフィン
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小型のボードに腹ばいになって波乗りするボディボードは、安全でリーズナブルに楽しめることから、女性や子供にも人気のマリンスポーツ。
簡単そうに見えて、いざ海でチャレンジすると実はかなり難しいボディボードの基本姿勢とテイクオフ(波の乗り方)について、動画を交えながら、初心者にわかりやすく解説します。
安全でリーズナブルに楽しめるボディボードはスピード感が最高!
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1970年にハワイ島コナで考案されたボディボードは、安全でリーズナブルに楽しめるのが魅力。
ボードがソフトな素材で作られているので、ライディング中に自分や他の人にぶつかっても板によって大きなケガをすることが少なく、必要な道具一式と高価なウェットスーツを全て揃えても10万円以下で抑えることが可能なため、世界中で年齢性別を問わず親しまれています。
https://www.instagram.com/p/BSx10XmFkDk/
ボードの上に立って波乗りするサーフィンと同じくらいのスピードが出るにも関わらず、腹ばいで視線が低くなることにより体感スピードが倍以上になって爽快にライディングすることができます。水面ギリギリを身体が滑って波と一体化する感覚が、最大のポイントです。
全ての基礎となる波乗り時の基本姿勢の取り方
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ボディボードを乗りこなすには、次に説明する基本姿勢が全ての基礎になります。この姿勢をキープすることをマスターできれば、上達はすぐ。
【基本姿勢のとり方】
①ボードの上に腰から上を乗っけるイメージで、ボードのデッキ(体を乗せる表側)の中央に腹ばいになって、肘を90度くらいまで曲げる
②足の付根をボードの一番手前側のテール部分に合わせる
③肘がボードからはみ出ないよう、ボードの上側の幅が少し狭くなっている部分を軽く握る
④胸を反らせながら、しっかり前を見る
日常生活ではこれだけ胸を張って背中を反らせる姿勢はあまり行わないので、自分ではできているつもりでも胸の反りが足りないことも。肘がボードからはみ出たり、足の付根がきちんと乗せられていないと、うまくバランスを取ることができません。
また、海の上は波で揺れて姿勢を取るのが困難になるため、海に入る前にイメージトレーニングをしたり、家や砂浜でも練習を重ねる努力が必要です。
基本的なキックと簡単なテイクオフ
基本姿勢とキックの他で、真っ先に覚えたいのは、簡単なテイクオフ。これができれば、本格的なテイクオフにはあともう少しです。
ボディボードではフィン(足ひれ)をつけ、キックしながら沖へ進み、波が来たら推進力をつけてテイクオフします。キックは水泳のバタ足のような感覚で足の蹴り上げと蹴り下ろしを繰り返しますが、フィンのひれの部分がしなるように上下に蹴ると、水が後ろに流れて推進力が生まれます。
あとは、自分が乗りたい波を見つけたら、次にその波のうねりが来る前にキックを始め、助走をつけます。波のうねりが自分に追いついた時点で、それまで以上に強く続けていれば、ボードが滑り始めて、キックをしなくても波の力で進むようになります。
波を見極められるようになったら、本格的なテイクオフを
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簡単なテイクオフを覚えたら、本格的なテイクオフをするために重要なポイントがもう一つ。基本姿勢のまま波に乗ろうとすると、ボードの先端が浮いてボードの下側が水面下に沈んでしまい、水の抵抗が大きくなってテイクオフができなくなってしまいます。この抵抗をなくせば、うまく波に乗れるように。
基本姿勢を保ったまま、波のうねりに乗って身体が持ち上がり、波の上から下を見下ろすようになったら、ボードにつけている肘を持ち上げて伸ばし、ボードの先端を軽く下に押さえながら、キックを強く続ければOK。
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これでテイクオフがスムーズにできるようになったら、伸ばした肘を戻して元の基本姿勢を保持すれば、まっすぐ岸まで波乗りができます。
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波乗りの醍醐味を体験ツアーで実感して!
ここまで文章の説明と共に、初心者にわかりやすい動画も掲載しましたので、実際の動きを見て、予習を重ねてみてくださいね。
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※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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