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初心者のためのシュノーケリング入門~これを読めば丸わかり!~ 2017.08.09 シュノーケリング
こんなステキな水中世界をのぞいてみませんか?
シュノーケリングとは?
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シュノーケリングは、シュノーケルと呼ばれるパイプ状の呼吸器を付けて水面、または比較的浅い水中を遊泳しながら、海中の美しい景色を楽しむマリンレジャーです。
スキューバダイビングのように資格が必要なく、特別な技術も不要なため、年齢性別を問わず、手軽かつ安全にできることから人気を集めています。
https://www.instagram.com/p/BXh0plWFqHV/
シュノーケリングが全く初めての方に向けて、シュノーケリング入門として、必要な道具や基本テクニック、事前にやっておきたい練習方法、シュノーケリングをする際の注意事項について解説します。
シュノーケリング、スキンダイビング、スキューバダイビングとの違い
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シュノーケルとは、元々ドイツ語で潜水艦の通風・排気装置を表わす言葉で、海中で使用する呼吸器がこれに形が似ていることから、同じ言葉で呼ばれるようになったというのが語源です。英語で読むと、スノーケル、並びにスノーケリングで、同義語になります。
シュノーケル、マスク(専用ゴーグル)、フィン(足ひれ)という3点を装着して水面あるいは浅瀬を遊泳するのがシュノーケリング。同じ3点を使用しますが、主に潜水することを目的としているのがスキンダイビングです。
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一方、スキューバダイビングは同様の3点に加えて必ずウェットスーツも着用し、圧縮された空気が入っているスキューバタンクを背負って行うものを指します。
初心者にやさしい!シュノーケリングは、泳ぎの苦手な方やお子様もOK
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スキンダイビングは、息を止めて水中深くを潜るため、無駄な動きが許されず、頭から水中へと潜降するジャックナイフと言われる潜水方法もあります。スキューバダイビングより難しいと言われるほど、高度なテクニックが必要です。
スキューバダイビングを行うにしても、体験ダイビング以外では、PADIなどの民間のダイビング指導団体が発行する認定証を取得しなければなりません。
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それに比べて初心者でも手を付けやすいシュノーケリングは、浮力の高いシュノーケリングジャケット(ライフジャケット)やウェットスーツを使用すれば、泳ぎの苦手な方やお子様も気軽に楽しむことができます。
シュノーケリングでは、水着の上にラッシュガードという化繊素材の薄いシャツやウェットスーツを着るのが基本スタイルですが、ウェットスーツを着れば夏以外もオールシーズン行えます。
注意!事故も起こりやすいシュノーケリング
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手軽なだけに事故も起こりやすいシュノーケリングは、ベテランインストラクターの指導を受け、同行してもらいながら楽しむ体験ツアーがビギナーやお子様にはおすすめです。
シュノーケリングで使用するマスクは、水泳用のゴーグルとは違って鼻も覆われており、シュノーケルを使っての口呼吸がしやすくなっています。口だけで呼吸するのは、慣れてみないと意外に苦しく感じる方が多いかもしれません。
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体験ツアーに参加する前に、シュノーケルだけを付けて口呼吸の練習をしておくとよいでしょう。まずは水に入らず、シュノーケルをくわえて口で呼吸することに慣れるのが先決。
口呼吸ができるようになったら、お風呂で鼻をつまんだ状態で目の下あたりまで水に潜ります。水が入ってきても飲んでしまわないよう、ゆっくりと深呼吸するように、大きく息を吸って大きく吐くトレーニングをしておくとベターです。
シュノーケリングの基本テクニック
「シュノーケルクリア」、「マスククリア」という基本テクニック
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体の力を抜いてリラックスして水に浮かぶのがシュノーケリングの何よりの基本テクニックですが、シュノーケルやマスクの中に水が入る場合があります。
シュノーケルやマスクに入ってきた水を飲まないよう、これを除去することを「シュノーケルクリア」、「マスククリア」と言います。
「シュノーケルクリア」は、水面に浮かび上がったときに肺の中に残った空気を勢い良くシュノーケルに吹き込むだけ。
「マスククリア」は、水面に上がってマスクを付け直さなくても、フレームを軽く手で押さえながら斜め上を向き、鼻からゆっくり息を吐き出せば、簡単にマスクの下から水を出すことができます。この2つについても、お風呂で練習しておくことをおすすめします。
「耳抜き」のコツ
シュノーケリングで必要となるのが、水圧で圧迫された鼓膜を元に戻し、耳の痛みを取る「耳抜き」のテクニックです。
「耳抜き」には、鼻をつまんで唾を飲み込む「トインビー法」など、さまざまなやり方がありますが、最も一般的なのは鼻をつまみ口も閉じてから、鼻から空気をゆっくりと出す「バルサルバ法」。
https://www.instagram.com/p/BRa8NhSBdAR/
耳の奥でプツッといった音がして空気が抜けたような感じがしたら、上手くできている証拠です。
こちらもいきなり水中で行わず、陸上で事前に練習しておけば万全です。ただし、内耳や鼓膜を傷つける恐れがありますので、あまり勢い良くやりすぎないように気をつけましょう。
人魚になったイメージで腰から足全体を動かすように
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また、シュノーケリングではフィンを装着しますので、素足で泳ぐより推進力が増し、長い距離を楽に進めるようになります。
その分、足にも水圧がかかり、足先で無理に泳ごうとすると足に必要以上に負担がかかったり、疲れやすくなってしまいます。
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膝から下をバタバタと動かすのではフィンが揺れるだけで前に進みませんから、人魚になったイメージで、腰あたりから足全体をゆっくり蹴ると、気持ちいいほどぐんぐんと前に進めるようになります。
こうした身体の動かし方についてもイメージトレーニングしておくことで、気持ちよくシュノーケリングが楽しめることでしょう。
シュノーケリングをする際に忘れてはならない3つの注意事項
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最後に、シュノーケリングをする際、決して忘れてはならない注意事項が3つあります。
1つ目は「バディシステム」と言って、身に付けた器材や身体に思わぬトラブルが起こった場合を考慮し、必ず最低2名以上で行動することです。バディは英語で「仲間」「相棒」を指し、決して1人では行わず、特にお子様がいらっしゃる場合は、大人とバディを組むようにしましょう。
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2つ目は、万が一トラブルが起きた際の判断や対処が遅れるため、飲酒はもちろん、体調が優れないときには無理してシュノーケリングを行わないことです。
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3つ目は、海の中の生物やサンゴなどを無闇に触ったり、海を汚したり、故意にダメージを与えることは厳禁と、念頭に置くことです。
https://www.instagram.com/p/BXhmc4UDfmc/
ゴミも海に捨てず、必ず持ち帰るのがシュノーケリング、引いてはマリン・レジャーを楽しむときに守らなければならないマナーなのです。
シュノーケリングの実地スキルは体験ツアーで学ぼう!
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今回ご説明したシュノーケリングの基礎知識は、全国各地で開催されている体験ツアーに参加するときに役立ちます。しかし、天候や海のコンディションの読み方などは、熟練のインストラクターの手ほどきを受けて、実際に海に入らないとわからないものです。
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アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」は、日本各地の海を知り尽くしたインストラクターのレッスンやアドバイスが受けられる初心者歓迎のシュノーケリングツアーを紹介しています。小学生以下の小さなお子様も参加できる、家族向けのツアーも多数!
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日本国内でシュノーケリングが楽しめるのは、沖縄本島や石垣島、宮古島、慶良間(けらま)諸島といった離島、熊本・天草諸島、鹿児島・奄美大島、関東の伊豆半島など。
中でも、沖縄本島恩納村(おんなそん)・真栄田岬の「青の洞窟」周辺は、日本有数のシュノーケリングスポット。シュノーケリングやダイビングだけでなく、シーカヤックも体験できるツアーが人気を集めています。
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ディズニー&ピクサーのアニメーション映画『ファインディング・ニモ』で一躍人気者になったクマノミやフウライチョウチョウウオ、ハゲブダイといったカラフルな熱帯特有の魚が美しいサンゴ礁の周りを踊るように泳ぐ、夢のような光景を堪能できますよ!
「nesia(ネイジア) 」恩納村シーカヤック&シュノーケリングツアー
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「nesia(ネイジア)」では、恩納村シーカヤック&シュノーケリングツアーを開催しています。
3歳以上が対象で、所要約3時間半。お子様や初めてシュノーケリングをする方でも安心して行えるツアー。シュノーケリングだけでなく、カヤックも楽しめます。
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底が透明なクリアカヤックで水上散歩できるのも嬉しいポイント。漕ぎながら水中の様子を見ることができるので、海上ツーリングが楽しめます!
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青の洞窟エリアは魚やサンゴの種類が豊富で、初めてシュノーケリングをする方にうってつけの場所。ここに生息する魚たちは人に慣れているため、魚の方から近寄ってきてくれるのが嬉しいところです。
- 沖縄県国頭郡恩納村恩納6365-1 ネイジア
・サービス名:恩納村シーカヤック&シュノーケリングツアー
・対象年齢:3歳以上
・所要時間:約3時間半
・開催期間:通年
・料金:5,500円〜
「サウスワード カヤッククラブ」恩納村シーカヤック&シュノーケリング
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「サウスワード カヤッククラブ」でも、恩納村シーカヤック&シュノーケリングツアーを開催しています。
6歳以上の方から参加でき、所要約3時間。洞窟探検にシュノーケリング、シーカヤックで海遊びを満喫できる、大満足のツアーです。
photo by そとあそび
色とりどりのトロピカルフィッシュはもちろん、さらには無人島である「やどかり島」に上陸してオオヤドカリを探したり、恩納村ならではの生物を間近に観察できます。
自然の醍醐味を思う存分味わえるシュノーケリングツアになっています!
- 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣2501-4 サウスワード カヤッククラブハウス
・サービス名:沖縄本島/恩納村 シーカヤック&シュノーケリング
・対象年齢:6歳以上
・所要時間:約3時間
・開催期間:通年
・料金:5,000円〜
「プズマリダイバーズクラブ」青の洞窟!シュノーケリング
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「プズマリダイバーズクラブ」では、青の洞窟を楽しめるシュノーケリングツアーを開催しています。
青の洞窟は沖縄本島で人気No.1のシュノーケリングスポット。神秘的な青の世界が広がっているので、沖縄に行ったらぜひ行きたい場所です。
https://www.instagram.com/p/BXH9qWAlNjX/
6歳から64歳まで参加でき、所要約2時間30分。幅広い方が参加できるので、素晴らしい海の世界を三世代で楽しめるツアーです。
海の中はさまざまな魚が泳いでいて、カラフルな魚で溢れています。クマノミやツノダシなどの魚に餌付けができるので、魚との触れ合いも楽しいですよ!
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基本的には、フロート(浮き輪)につかまりながら青の洞窟まで泳いでいくので、泳ぎに自信がない方や慣れていない方も安心して行えます。見たこともないくらいの深い青の世界を堪能してみてください!
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- 沖縄県国頭郡恩納村冨着1518 プズマリダイバーズクラブ
・サービス名:沖縄本島・青の洞窟体験ダイビング&シュノーケリング
・コース名:《ビーチエントリーで安心》 青の洞窟専門ガイドと行く!シュノーケリング◆水中カメラレンタル付!
・所要時間:約2時間30分
・対象年齢:6歳〜64歳
・開催期間:通年
・料金:3,758円〜
シュノーケリングに挑戦してみよう!
いかがでしたか?
シュノーケリングが全く初めてで不安な方も、ツアーなら気軽に体験できます。あとは、勇気を出して参加するだけ!
アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」では、沖縄に限らず全国で楽しめるシュノーケリング体験ツアーをご紹介しております。今年こそ、シュノーケリングで海の美しい世界を体験してみてはいかがでしょうか?
【アウトドアレジャー予約サイト「そとあそび」で全国各地のシュノーケリングのツアーをチェックする】
(編集部注*2016年7月21日に公開された記事を再編集したものです。)
※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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