【必読!】シュノーケリングの3大事故原因と、事故を防ぐための注意点 2015.09.19 シュノーケリング
シュノーケリングは、ダイビングより軽装備でライセンスも必要なく、子供からシニアまで気軽に楽しめるマリンスポーツです。
しかし、手軽さゆえに安全対策が見過ごされがちで、シュノーケリングの事故は近年著しく増加しています。
今回はシュノーケリングをより安全に楽しむために、シュノーケリングの3大事故原因と事故を防ぐための注意点をご紹介します。
シュノーケリングの3大事故原因
1.パニック
パニックが原因で起こる事故は、実はとても多いんです。パニックの原因は「足が痙攣した」「海水を誤飲した」「器材に不備があった」「危険生物に出くわした」など様々あり、誰でもパニックに陥る可能性はあります。
具体的なケースをいくつか挙げると、
・シュノーケルクリアに失敗・または不完全であったために、シュノーケル内に残った海水を誤飲してしまった
・マスクに海水が入ってきために、驚いて海水を飲んでしまった
・フィンを使用時に、自分の身長よりも深い水深で立ち泳ぎができず、溺れてしまった
上記のケースは、いずれも不慣れな器材の使い方が原因です。器材の正しい使い方を知り、実践できるように練習しておくことが大切です。
2.離岸流、リーフカレント
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離岸流とは、その名の通り、岸から離れていく潮の流れのことです。幅10m前後で起こる局所的に強い引き潮です。離岸流はどこの海岸でも起こる可能性があるのですが、特にサンゴ礁海域では”リーフカレント”と呼ばれる離岸流が発生しやすいのです。
日本のサンゴ礁海域は、陸地と、それを環状に囲む外側のサンゴ礁(外礁)と、陸地と外礁の間にある海域(礁池)から成っています。その外礁の切れ目にリーフカレントが発生することがあるんです。
礁池にはサンゴ礁や熱帯魚が数多く生息するので、シュノーケリングに夢中になっている間にリーフカレントに巻き込まれ、沖に流される事故が数多く発生しています。
もしも離岸流に巻き込まれたら、決して流れに逆らって泳いではいけません!海岸線と平行に泳ぎ、離岸流から脱出することが大事です。
3.危険な生物
日本近海でも危険生物は沢山いますが、襲ってくるようなものはほとんどいません。むやみに触ったり近づかない限り、問題はありません。
しかし、かわいい生物やきれいな生物が猛毒を持っている場合もあるので、うっかり触らないように気を付けましょう。
・オニヒトデ
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直径約30cmで、多数の腕を持ち、全身を有毒のトゲで覆われています。
・アンボイナガイ
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口内に毒針を隠し持ちます。毒針による死亡事故も起きています。
・ウミヘビ
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強い神経毒を持つものが多いです。
・ハブクラゲ
https://www.instagram.com/p/BN83HUfAx5h/?hl=ja
日本近海に生息するクラゲの中でも、特に毒性の強い種類です。
・ヒョウモンダコ
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青い斑紋で魅了しますが、唾液には強力な神経毒を持っています。
・ミノカサゴ
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背びれ・胸びれに強い毒を持っています。
シュノーケリングの事故を防ぐための注意点
・体調が優れない時や、睡眠不足の時は、シュノーケリングも控えましょう。
・シュノーケリングの器材の正しい使い方を学び、基本を習得しておきましょう。
・ライフジャケットを着用しましょう。
・気象の変化に注意しましょう。
・潮の流れの方向や強弱、水深などを、あらかじめ確認しておきましょう。その土地に詳しい人から情報を得ることも、大切ですね。
・海の生物と接する際は、むやみに触ったり追いかけてはいけません。
・ウェットスーツを着て、肌の露出を避けることで、危険生物との接触や岩場などでの事故を防ぎましょう。
安全に楽しむためならツアーがおすすめ
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シュノーケリングは美しい海の世界を堪能できる、魅力的なマリンスポーツです。ぜひ、正しい知識を持って、安全に楽しんで下さいね。
シュノーケリングの経験が浅い方や未経験の方は、ツアーに参加する事もおすすめします。アウトドア・レジャー専門予約サイト「そとあそび」ではキュレーターが厳選した安心安全・最上のアウトドアレジャーツアーを紹介しています。
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