都心から90分以内！東京都内でカヤック体験！身近な自然を楽しめるスポット3選 2015.10.25 カヌー・カヤック東京都

東京都には奥多摩、高尾山などのアウトドアで人気の行楽地が多数あり、多摩川、荒川といった数多くの河川が流れています。都心から電車で90分圏内、東京都内でありながら、カヌーやカヤックで豊かな自然が楽しめる身近なおすすめスポットを3つ厳選してご紹介します。

関連：【東京都のカヌー・カヤック】

Photo by そとあそび

東京都には奥多摩、高尾山などのアウトドアで人気の行楽地が多数あり、多摩川、荒川、隅田川といった数多くの河川も流れています。

今回は都心から電車で90分圏内、東京都内でありながら、カヌーやカヤックで豊かな自然が楽しめる身近なおすすめスポットを3つ厳選してご紹介します。

1.旧中川（江戸川区・江東区・墨田区）

カヌー・カヤックで賑わう旧中川には23区内とは思えない緑溢れる景色が広がる

photo by ひやしあめ

江戸川区と江東区、墨田区の境界を流れる全長6.68kmの旧中川（きゅうなかがわ）は、荒川放水路から分水して大きく蛇行しながら南へ流れ、荒川ロックゲートで再び荒川と合流する河川です。

荒川と隅田川に挟まれた三角地帯を流れる旧中川、北十間川（きたじっけんがわ）などでは、古くから舟の交通が盛んで、江戸時代には歌川広重の「名所江戸百景」の「逆井（さかさい））の渡し」、江戸名所図会（えどめいしょずえ）の「平井聖天」などで、旧中川の情緒ある風景が描かれています。

現在でも23区内とは思えないような緑溢れる景色が広がり、カヌーやカヤックといった手漕ぎの船が水辺を賑わせ、カヌーのイベントや競技大会なども行われています。

新宿・東京駅から30分以内で行ける河津桜や東京スカイツリーが見渡せる名所

Photo by そとあそび

新宿駅・東京駅から30分以内で行ける旧中川のカヌーツアーは、6つの橋をくぐり抜け、東京の新しいシンボル・東京スカイツリーが眺められるエリアまでパドルを漕いで行くというものです。

東京スカイツリーを上から下まで見渡せる場所は東京でもあまりありませんが、カヌーに乗って水面近くから全貌が見られる贅沢な瞬間に、思わず顔がほころんでしまうかも。

4月初旬は河津桜やツツジ、レンギョウなど、夏は青々と茂る緑と水面のコントラスト、11月中旬には紅葉が見頃となり、四季折々の美しい風景が楽しめるだけでなく、シラサギ、カワウ、カモといった水鳥に出会うこともあります。

朝の清々しい空気の中でカヌーを漕ぐ早朝ツアー、スカイツリーなどの夜の絶景が見られる夜景ツアーも好評です。

【東京スカイツリーを眺めるカヌー・カヤックツアーの詳細・予約はこちら】

2.多摩川上流部（奥多摩）

日本百景の吉野峡、雄大な御岳山、紅葉の絶景が眺められる

Photo by そとあそび

埼玉県と山梨県の県境にある笠取山（かさとりやま）の水干（みずひ）を源流とする東京都の代表的な一級河川である多摩川は、首都圏にありながら未だ護岸化されていない場所が多く、川辺の野草や野鳥などが数多く見られる緑豊かな清流です。

奥多摩の多摩川の上流部は秩父多摩甲斐国立公園に指定されており、御岳渓谷（みたけけいこく）や鳩ノ巣渓谷などの渓谷美、古くから霊山として崇められてきた御岳山（みたけさん）などが眺められます。

この公園内にある吉野峡は、日本百景の一つにも数えられ、JR青梅線日向和田（ひなたわだ）駅そばの神代橋（じんだいばし）からの眺めが絶品の紅葉の名所としても知られています。

新宿から電車で1時間！吉野峡を見ながら本格ミニ川下りできるツアーが

Photo by そとあそび

新宿駅から電車で1時間程度で到着する奥多摩、青梅市内の多摩川上流域では、初心者向けのカヌー・カヤックの体験ツアーや、カヌーの競技大会などが盛んに行われています。

吉野峡の絶景が楽しめる初心者歓迎の多摩川のリバーカヤックツアーでは、通常500mほどの本格的なミニ川下りと、ツアー参加者同士で遊びながら上達できるカヌーポロなども体験できます。

このツアーを主催するカヌースクール「ウィズネイチャー」のチーフインストラクターは、なんとカヤックの連続カートウィール（カヤックを連続回転させる技）のギネス記録保持者で、ワールドカップ優勝経験もあるのだそう。ツアーに参加すれば、華麗なテクニックが見られるかも！？

【多摩川上流部（奥多摩）のカヌーツアーの詳細はこちら】

3.白丸湖（奥多摩）

白丸湖から鳩ノ巣渓谷までの遊歩道は紅葉スポットとして有名

Photo by そとあそび

奥多摩町に位置する白丸湖（しろまるこ）は、多摩川上流の白丸ダムによってできた小規模な発電用の人造湖で、白丸湖から鳩ノ巣渓谷まで遊歩道があり、素晴らしい紅葉が見られることで有名です。

白丸ダムは白丸狭窄地帯と言われる断崖絶壁の続く数馬峡谷（かずまきょうこく）に建設されましたが、数馬峡谷は江戸時代前期までは、交通の難所として知られていました。

元禄16年（1703）に3年超かけて開削した幅約1.3mの「数馬の切通し」によって、奥多摩・青梅方面との物流の交流が格段に便利になったそうですが、この切通しは白丸湖の西端、白丸トンネルの上に当時のまま残されています。

初心者に最適なフィールド。エメラルドグリーンの美しい湖面が壮観

Photo by そとあそび

風が弱く湖面が穏やかな白丸湖は、初心者がカヌーを楽しむのに最適なフィールドです。山間の美しい景色とエメラルドグリーンの湖面が壮観で、カヌーやカヤック、渓流釣りなどで人気のエリアになっています。

白丸ダムの完成に伴い、川に生息するアユやマス、ヤマメなどの魚道が一時分断されてしまいましたが、国土交通省が魚道を新設し、魚たちが自由に行き来できるようになりました。

新宿駅から快速電車で80分程度で行ける白丸湖のカヤックツアーでは、静かな湖面でパドリングの練習を行った後、白丸湖の流れ込みまで漕ぎ、流れのある多摩川でリバーカヤックを楽しむこともできます。夏などの暑い時期には岩から飛び込んだり、友人や仲間と一緒にワイワイ水遊びで盛り上がったり、思い思いにのんびり自由にカヤックを満喫できます。

【白丸湖（奥多摩）のカヌーツアーの詳細はこちら】