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【厳選10選】伊豆大島で外せない観光スポット 2017.02.01 東京都
photo by 旅案内人 野沢
伊豆半島の南東に延びるように続く、100あまりの島々からなる伊豆諸島。その中でも本州から一番近く、最も大きな島である”伊豆大島”は、現在も活動を続けている火山島です。
噴火活動は1990年以降沈静化しており、大きな噴火もなく現在に至っていますが、火山島ならではの魅力がたくさんある伊豆大島には、一年を通して多くの観光客が訪れています。
今回はそんな伊豆大島の厳選観光スポット10か所をご紹介!今まで伊豆大島についてあまり知らなかった方も、これを読めばきっと訪れたくなりますよ!
1.三原山
photo by irisillusion
島の中央部分に位置する、火口丘である三原山。伊豆大島のシンボル的存在でもあります。
標高は758mと高さはあまりありませんが、なんといってもその魅力は山頂にあるカルデラ。カルデラとは火山活動によってできる地形の名称で、中央部分は凹み、外側がリング状の壁のような形状になります。
photo by キリン
長い歴史の中で噴火を繰り返してきた三原山は、複数のカルデラが形成され独特な地形に。1984年に公開された映画「ゴジラ」には三原山が登場し、その2年後の噴火によって偶然にできた”ゴジラ岩”も名物スポットのひとつです。
三原山火口付近のゴジラ岩、と富士山。 pic.twitter.com/ieOCs9Uwco
— はす (@hasu_does) December 20, 2016
麓からいくつかの遊歩道が整備されており、最短ルートなら歩いて40分ほどで山頂まで辿り着くことができます。
”お鉢めぐり”と呼ばれる火口を周遊できる遊歩道から望む大迫力のカルデラや周囲の景色は、伊豆大島まで来たのならぜひ目に焼き付けておきたい絶景です。
■ 基本情報
・名称:三原山
・所在地:東京都大島町
・アクセス:大島バス「三原山頂口」にて下車
・電話番号:(町役場)04992-2-8423
2.波浮港
photo by 旅案内人 野沢
”波浮港(はぶみなと)”は、伊豆大島の南端に位置する小さな港。9世紀に起こった噴火によってできた火口湖が、地震の大津波によって海とつながり、その場所に港が作られました。
元々は遠洋漁業の中継基地として栄えた波浮港は、現在もその頃の面影を残しており、大正時代の風情たっぷりの建物が並んでいます。
明治・昭和の頃には多くの文人らがこの場所を訪れ多くの作品を残しており、川端康成の「伊豆の踊子」の舞台になった”旧港屋旅館”では、展示されている踊り子の人形を無料で見学することが可能です。
川端康成の「伊豆の踊子」ヒロイン薫のモデルとなった女性は大島の波浮港の旅館を拠点として旅興行してたんだけどこれはその旅館の中 pic.twitter.com/IXNL440GUi
— ケロケロみん力 (@K6k6kreomin) February 20, 2016
港町全体は石畳の坂道が続いており、そのふもとにある”鵜飼商店”というお店も人気のスポット。店内では揚げたての美味しいコロッケを販売しているので、散策のお供に購入していきましょう。
■ 基本情報
・名称:波浮港(はぶみなと)
・所在地:東京都大島町波浮港
・アクセス:大島バス「波浮港」よりすぐ
・電話番号:(町役場)04992-2-8423
3.筆島
photo by ハッシブ2世
波浮港そばの海岸から見ることのできる”筆島”はその名の通り、筆先が海から顔を出しているような形をした無人島です。
一見すると、「ただの変わった形の岩かな?」と思ってしまいそうな存在ですが、実はとっても歴史の深い島。
もともと筆島は、伊豆大島ができる以前に活動していた火山で、海の浸食により段々と周りが削られて火山の火道にあたる部分が残り、今の姿になったと言われています。
つまり、伊豆大島よりもずっと先輩の火山島だったわけです。
この背景を知ったうえで筆島を見ると、「大きな火山島だったものが、こんなに小さく削られてしまうなんて!」と、自然の驚異をありありと感じることができます。
筆島火山が活動していた時期は240万年前から数十万年前。今見えている筆島の岩石がそんな昔に作られた物だと思うと、時代のロマンを感じますね。
■ 基本情報
・名称:筆島
・所在地:東京都大島町波浮港
・アクセス:元町港より車で約30分
・電話番号:(町役場)04992-2-8423
4.高田製油所
伊豆大島の有名な特産品といえば、椿油。”高田製油所”で販売している大島純粋三原椿油は、時間をかけてゆっくりと良い部分だけを搾り取る製法で作られています。
つばき油の圧搾中。この圧搾機は、100年以上も使われてるそうだ。
伊豆大島・高田製油所にて撮影。 pic.twitter.com/1sjf7M0zyr— ume_hiro (@tree_0104) January 12, 2016
椿油の約86%はオレイン酸という脂肪酸でできており、このオレイン酸は人の皮膚から分泌される脂肪分と似た性質を持っています。そのため、椿油は肌や髪にとても良い油。
平安時代の女性が美しい黒い髪を保つために利用してきたことからも分かるように、その効果は古くから伝えられてきました。
現在ではポンプボトルや食用瓶などに詰められたものや、椿油を使用して作られた石鹸も販売しており、用途に合わせて使い分けることができます。
丁寧に作られた純度100%の美しい椿油はお土産としても好評。ぜひ大切な方へのプレゼントとして購入していきましょう。
営業時間や休業日は不定のため、タイミングが合わずお買い物が出来なかった時には、港でも販売していますので心配は無用ですよ!
■ 基本情報
・名称:高田製油所
・所在地:東京都大島町元町1-21-1
・アクセス:元町港より徒歩にて約5分
・営業時間:船の最終時刻まで営業
・定休日:不定休
・電話番号:04992-2-1125
5.伊豆大島火山博物館
伊豆大島火山博物館 pic.twitter.com/Mcygq5mmNV
— 白銀マト (@mato485) January 4, 2017
伊豆大島の周辺や三原山にお出かけする前にぜひ立ち寄っていただきたいのが”伊豆大島火山博物館”。火山をテーマにした数多くの展示がある、世界でも珍しい博物館です。
三原山についてはもちろん、世界中の有名な火山の歴史や成り立ちについて、実際に展示物を交えながら解説されており、火山についての理解を深めることができます。
明日はいよいよ伊豆大島ジオパークロゲイニングです。少し時間があったので初めて火山博物館に行ってみたら赤色立体の精密模型が!ず~~っと眺めてしまいました。ポイントの場所などもはっきりわかります。火山マニア、地形萌えには堪りませんな。 pic.twitter.com/5bXf2s7ojA
— O-Support KOI (@O_Support) October 23, 2015
施設内のシュミレーターカプセルでは実際に地底探検をしているような体験をすることができ、お子さんにもおすすめ。有料にはなりますが、映像ホールでは迫力の噴火の様子を鑑賞することもできます。
無料案内サービスもあり、火山についてさらに丁寧な解説が聞くことができるので、時間のある方はぜひ活用してみましょう。
伊豆大島火山博物館で火山についてあらかじめ学んでおくと、島の海沿いの岸壁や三原山の風景をまた違った視点で見ることができ、より質の良い観光を楽しむことができるはずですよ!
■ 基本情報
・名称:伊豆大島火山博物館
・所在地:東京都大島町元町神田屋敷617
・アクセス:大島バス「火山博物館前」バス停下車すぐ
・営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
・定休日:年中無休(館内および映像機器保守点検の為、年10日間の臨時休館日有り)
・電話番号:04992-2-4103
・料金:(一般)500円、(小中学生)250円 ※映像ホールは別途料金(200円)が発生します
6.椿花ガーデン
伊豆大島に来ております。
椿花ガーデンにて pic.twitter.com/eAp6e7KNO2— 鬼討つリュカ(アローラのすがた) (@luca5001) March 5, 2016
伊豆大島ののどかな自然に囲まれて、動物たちと憩いの時間を過ごすことができる”椿花ガーデン”。
以前はたくさんのリスを放し飼いにしており、気軽に餌やりを楽しめることで人気のスポットでしたが、現在はウサギに変更。”うさぎの放し飼い広場”では様々な色柄のウサギに囲まれて、思う存分モフモフを堪能することができます!
その他にも、パターゴルフやゴーカート、椿園やアジサイの散策路など、大人から子供まで楽しめるスポットがいっぱいです。
3000坪もある広大な芝生広場からは、伊豆大島の雄大な風景を眺めることができ、裸足になって駆けまわったり、寝転がったりしてもOK!思い思いのくつろぎの時間を過ごしましょう。
@椿花ガーデン
椿の花は咲いてなかったけど、緑がきれいなひろ~いところでした。
ハンモックの森があって、ヒグラシの声を聴きながら揺られていたら、とっても気持ち良くて、動けなくなってしまった。。。ハンモックヤバい。。。 pic.twitter.com/8s1nJn2VLj— Suzuki (@Suzuki_M12) August 1, 2016
■ 基本情報
・名称:椿花ガーデン
・所在地:東京都大島町元町字津倍付41-1
・アクセス:大島空港より車にて約10分
・営業時間:9:00~15:00(シーズン中は16:30)
・定休日:水曜・木曜(椿祭り期間は無休)
・電話番号:04992-2-2543、080-1077-9690(担当:山下)
・料金:大人(中学生以上)830円、子供(4歳以上)400円
7.元町浜の湯
本日のシメはやっぱり温泉!
「元町浜の湯」
露天風呂オンリーの水着を着て入る温泉です。 pic.twitter.com/AoXdrDB9— しまうまん (@zebraman4) April 25, 2012
”元町浜の湯”は伊豆大島の中でも人気の日帰り温泉施設。昭和61年に起きた三原山の噴火により湧き出した温泉を引いています。
施設内は内湯は無く、広々とした露天風呂のみ。男女混浴のお風呂で、水着着用のうえ入浴します。水着の無料レンタルサービスもあるので、急に利用することになっても安心です。
人気の時間帯は夕方の日没の頃。目の前の太平洋に沈んでいく真っ赤な夕陽を眺めながらの入浴は、最高の気分です。
伊豆大島に来ています。
元町浜の湯から見た夕焼けは美しかったです。 pic.twitter.com/RxMCMpQe1V— ISHIHARA (@IshiharaE) December 1, 2015
露天風呂内に洗い場などは無く、それぞれの更衣室にシャワーがある程度なので、”お風呂に入って体を洗う”というよりは、”温泉に浸かりながら絶景を満喫する”ことを目的として利用するのがよいでしょう。
■ 基本情報
・名称:元町浜の湯
・所在地:東京都大島町元町字トンチ畑
・アクセス:元町港から徒歩にて約3分
・営業時間:13:00~19:00 ※夏期は11:00~19:00(天候により休業する可能性あり)
・定休日:年中無休(天候により休業・時間短縮する可能性あり)
・電話番号:04992-2-2870
・料金:大人300円、小人150円
8.東京都立大島公園
伊豆大島の東部に位置する”大島公園”は、327haという広大な面積を誇る自然豊かな都立公園。園内には島特有の自然環境を生かした様々な施設が設置されており、椿園や動物園のある大島公園地区とキャンプ場のあるゴゼ川地区の大きく2つに分けられます。
公園の北側に位置する、椿園を含む植物園には、ヤシの木を集めた”ヤシの広場”やブーゲンビリアをはじめとした様々な亜熱帯の植物が植えられている”ブーゲンの広場”などがあり、島の海を背景にのんびりとした南国気分を味わえるエリアとして人気です。
平成28年に国際優秀つばき園に認定された椿園は、東京ドーム1.5倍という日本最大の規模。園内にはテーマ別に9つのゾーンに分かれており、現在では園芸種とヤブツバキ合わせて約8000本以上の椿が植えられています。
椿園は毎年1月~4月上旬に開催される”椿まつり”のメイン会場となっており、島の各所で開かれる様々なイベントと共に椿の花を楽しむことができます。
椿の花の見ごろは2月下旬から。3月~4月上旬には、島のもう一つの名物の花・大島桜も開花時期に入るので、椿の花と共に花見も楽しめるおすすめの時期です。
大島公園の早咲き大島桜が満開メジロがひっきりなしに、花の蜜を吸いにやってきます。 pic.twitter.com/vnshKZyJbL
— 伊豆大島 mock mock (@IzuOshima2015) February 23, 2016
■ 基本情報
・名称:東京都立大島公園
・所在地:東京都大島町泉津字福重2 大島公園事務所
・アクセス:大島空港より車にて約20分
・営業時間:(動物園)8:30~17:00
・椿祭り開催期間:2017年1月1日~4月2日
・定休日:(動物園)年中無休
・電話番号:04992-2-9111
・入園料:無料
9.裏砂漠
photo by ハッシブ2世
三原山の麓に広がる”裏砂漠”は、日本ではとても貴重なスポット。風によって砂が運ばれ、堆積してできた砂丘は国内にいくつかありますが、砂漠というのは伊豆大島にある裏砂漠だけなんです。
長い時間の中で何度も繰り返し起きた噴火の際に噴出した、小さな石によってできたこの裏砂漠は、世界の有名な砂漠とは様子が少し違い、真っ黒な地面が広がっています。
「大島大砂漠」バス停付近にあるトレッキングコース、”裏砂漠入口”より1.3キロほど歩くと裏砂漠に到着。入口付近からすでに地面は黒い砂に覆われており、道を進むにつれて、緑がどんどんと無くなっていきます。
少し小高い丘を超えていくと、目の前には辺り一面黒い砂の世界…!周囲には遮るものは何もなく、別世界に来たような不思議な気分にさせてくれます。
伊豆大島裏砂漠、どこまでも続く無機質な大地編。ここは大好きなのだ。まるで月のような空間だと、来るたびに思う。静寂に身を包まれるぞ。 pic.twitter.com/FETSc7PxDd
— エヌビー (@enuenuenubi) December 9, 2016
レンタカーでの進入は禁止されているため、車やバイクの方は”月と砂漠ライン”というトレッキングコースから入り、裏砂漠の展望台から望むのがおすすめ。
向こう側に見える海と裏砂漠の黒のコントラストはとても美しく、ここならではの景観が楽しめます。
■ 基本情報
・名称:裏砂漠
・所在地:東京都大島町野増
・アクセス:元町港より車にて約10分
・電話番号:04992-2-1446
10.トウシキ
”トウシキ”は伊豆大島でも有名なダイビングスポット。島の南部に位置するトウシキは海水浴場になっており、その青く美しい海ではシュノーケリングも楽しめます。
海岸は火山島ならではの、溶岩の塊で形成されたゴツゴツとした独特の地形をしており、海中からもその迫力を堪能できる魅力的なエリア。
複雑な岩のなり形を眺めたり、洞窟や岩のすき間をくぐり抜けたりすることを楽しむ地形派ダイバーにはぜひおすすめしたいスポットといえます。
さらには様々な種類の海の生き物が生息していることも魅力の一つ。トウシキにはタイドプールと呼ばれる水深の浅い潮溜まりが多くあり、サンゴをはじめそこに暮らす小さな生き物たちに出会うことができます。
https://www.instagram.com/p/sHyO6vJbE1/?hl=ja
さらには大型の生物たちもいっぱい!運が良ければ、ウミガメやハンマーヘッドなどに遭遇できることもあるようです。
小物探しが大好きなマクロ派から、生き物のダイナミックな様子を観察したい大物派まで、幅広い楽しみ方ができるダイビングスポットです。
■ 基本情報
・名称:トウシキ
・所在地:東京都大島町差木地字クダッチ
・アクセス:元町港より車にて約25分
・電話番号:(大島町役場)04992-2-1446
いかがでしたでしょうか?!伊豆大島には、語りつくせないほどの魅力あるスポットがいっぱいです。ぜひ、実際に訪れてその素晴らしさを確かめて下さい!
今回は、東京の離島・伊豆大島についてご紹介しましたが、東京都内には大自然を堪能できるアクティビティが他の場所にもたくさんあります。
週末気軽に美しい景色の中でのびのびと過ごしたくなったら、アクティビティの予約ができるサイト「そとあそび」で、都内のアウトドアツアーを探してみましょう!
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※掲載されている情報は公開日のもので、最新の情報とは限りません。
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